ひだまり整骨院でおこなっている消炎鎮痛処置の紹介です。おもにライス処置といわれる消炎鎮痛処置をおこなっています。

消炎鎮痛処置
消炎鎮痛処置

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消炎鎮痛処置について

ひだまる
@hidamaru
ひだまるの質問

痛めた後のズキズキ痛くて大変な時って、どうすればいいのですか?

院長の説明
院長
@kanayama

筋肉や関節が炎症を起こした時は、とても痛いので

消炎鎮痛処置

を行う必要があります。

患者さんが行える応急処置としては「湿布を貼る」ですが、整骨院に来られた患者さんには、消炎鎮痛処置を行います。

1.消炎鎮痛処置とは?

ひだまる
@hidamaru
ひだまるの質問

消炎鎮痛処置って、どんなことをするんですか?

院長の説明
院長
@kanayama

炎症を鎮めるための処置ですが、整骨院で出来ることは

RICE処置

になります。

早期にRICE処置を行うことで、内出血や腫れ・痛みを抑え、回復を助ける効果があります。

RICE処置とは

RICE処置とは、

  • ・Rest(安静)
  • ・Icing(冷却)
  • ・Compression(圧迫)
  • ・Elevation(挙上)

の4つの処置の頭文字を並べたものになります。

POINT
Rest(安静)
  • ・患部を安静にさせます。やはり患部はできるだけ使わない事が基本です。
  • ・本人は大丈夫だと思っていても、安静にしておかないと炎症症状の助長します。
  • ・他にも 患部が再受傷を起こしたり、患部の周囲の組織に影響を与え、結果として治りが遅くなる 悪循環を招きやすいです。
Ice(冷却)
  • ・炎症症状がある患部に血流が多く流れると、炎症症状が増えてしまう性質があります。
  • ・患部を冷やすと血管収縮して代謝が減少する事で、炎症反応の増長を防ぐことができます。
  • ・また、痛みを伝える神経への鎮痛効果としても効果的です。
Compression(圧迫)
  • ・圧迫する事で、腫れを作る水分をリンパに吸収させやすくなります。
Elevation(高挙)
  • ・心臓より高く挙げる事で、体幹(身体の中心)へ戻りやすくなり 結果、腫れが早く引くことができます。

2.整骨院で行う施術

ひだまる
@hidamaru
ひだまるの質問

では、ひだまり整骨院ではどのようにRICE処置をしてるんですか?

院長の説明
院長
@kanayama

当院では、RICE処置と施術を組み合わせ、炎症が起きた患者さんの施術を行っています。

RICE処置と各施術

POINT
アイシングと超音波治療
  • ・まず、患部をアイシングさせます。
  • ・次に、超音波治療を行います。
  • ・ケガの初期から行うことで、炎症が長引きにくくなります。
圧迫のための柔整マッサージ
  • ・マッサージといっても、ここでは筋肉をほぐす手法ではありません。
  • ・患部の炎症を起こしている部分に面圧を無理なく与え、圧迫作用を加えます。
  • ・ケガの初期から行うことで、炎症が長引きにくくなります。
安静固定のためのテーピング
  • ・患部に負担が加わらないようテーピングで固定します。
  • ・患部や症状によっては包帯や固定具を使います。
  • ・ケガの初期から行うことで、炎症が長引きにくくなります。

自宅で出来る応急処置

ひだまる
@hidamaru
ひだまるの質問

ケガして痛みが強い時に、何か家で出来ることはないですか?

院長の説明
院長
@kanayama

家やケガした現場でも、

RICE処置

を行うのが良いでしょう。

患者さんが行える応急処置として、いくつかポイントをあげていきます。

【目次】
自宅で出来るRICE処置

1.まずアイシング

アイシングの方法

アイシングとは、患部を冷やすことです。

冷やし方にもコツがあります。

POINT
1.アイシングで使うもの
  • ・患部に氷嚢やアイスパックを当てます。
  • 【氷嚢】
  • ①氷嚢に氷と常温の水を入れます。
  • ②空気を抜き、氷嚢の蓋を閉めます。
  • 【アイスパック】
  • ①アイスパックを冷凍庫から出した直後に使用すると、冷たすぎる場合があります。
  • ②5分くらいアイスパックを置いてからアイシングするとよいでしょう。
2.アイシングの序盤
  • ・最初は、患部が強く冷えてきます。
  • ・5分くらい経つと、患部が熱くなり痛みを感じてきます。
  • ・ここを乗り越える必要があります。
  • ・もし、我慢できなければ中止してください。
3.アイシングの中盤
  • ・10分ほどすると、痛みが和らぎます。
  • ・その後、だんだん感覚が無くなってきます。
  • ・感覚がなくなってきた頃がアイシングの目安です。
4.アイシングの目安
  • ・約15分~20分を目安にしてください。
  • ・安静にしていれれば、1日3~4回くらい行いましょう。
  • ・止む得ず動いた後に痛みが強まれば、できれば30分以内にアイシングをしてください。

2.患部を圧迫、安静固定

圧迫の方法

圧迫は、テープなどを用います。

POINT
患部の圧迫の仕方
  • ・患部を圧迫していくのですが、テープを一度にグルグル巻きにすると、きつくなり血流を止めすぎる場合があります。
  • ・それを予防するために、テープを1周巻いたら一度切り、何度も重ねて付けていくときつくなりにくいです。
  • ・テープは強く引っ張らずに貼っていくのもコツです。
  • ・もし、しびれや変色が生じたらすぐに緩めましょう。

安静固定の方法

圧迫の続きで、テーピングや添え木などを使って安静固定できます。

POINT
患部の安静固定の仕方
  • ・テーピングが巻ける方は、圧迫のテープに続けてテーピングで固定しましょう。
  • ・テーピングが巻けない場合は、患部に添え木や厚めの本などを使ってタオルなどで固定しましょう。

3.患部を挙上して休ませる

患部の挙上

アイシング中や安静固定をした患部を、心臓より高い位置に置いて休ませます。

POINT
患部の挙上の仕方
  • ・あくまで自分の力を入れない状態で心臓より髙い位置をキープします。
  • ・患部の下に枕や布団を丸めたものを置くとよいです。
  • ・患部の挙上は、出来るときには挙げておきましょう。
  • ・もし、痛みを感じるようでしたら、無理に行わずに安静にしておきましょう。

休ませることの重要性

ケガが早く治るためには、炎症期間がどれだけ早く収まるかが重要となり、そのためには患部の安静が不可欠です。

POINT
日常生活動作の負担
  • ・立つ、座る、歩く、持ち上げる、着替えなど、普段気にせず行っている日常生活動作も、身体に加わる負担があります。
  • ・ケガをした直後は負担に負けやすく、普段の動作でもダメージを負い、再受傷してしまっている場合も多いです。
  • ・できるだけ使わないでいられるなら、しっかり休ませてあげることが大事です。
間違った考え
  • ・たとえばアイシングをした後は、一時的に痛みが休まります。
  • ・この痛みが減るのは、治ったわけではなく痛みが感じにくくなっているだけです。
  • ・なので「アイシングをして動いて痛くなったらアイシングをする」では、治りはかえって遅くなります。
  • ・ケガした直後は、患部の安静を図るのがとても重要となるのです。