慢性腰痛について
南行徳で腰痛治療をおこなっているひだまり整骨院です。
腰にある筋肉に疲労が蓄積して起こる腰痛について紹介していきます。
慢性腰痛
慢性腰痛の特徴や症状
慢性腰痛の特徴
慢性腰痛とは、腰痛が回復期を超えても腰痛がいつまでも感じている状態を指す言葉です。
腰痛が慢性化したものなのですが、この慢性化には
当初の腰痛が繰り返し再受傷を繰り返す慢性化
周囲のスジなどが凝り固まって痛みを感じてしまう慢性化
で分かれ、それぞれに対応が必要です。
再受傷を繰り返す慢性腰痛
- ・治りかけても腰に加わった負担で、再度腰を痛めてしまうものです。
- ・患部は痛みの他にも機能障害という症状があり、腰が負担に負けやすいために再受傷を繰り返すため慢性化してしまうのです。
- ・休めず安静にできない環境にいる方に多い傾向があります。
スジが凝り固まる慢性腰痛
- ・最初の腰痛が回復期を超えて残っていると、周囲のスジ(軟部組織)が凝り固まる変化を起こしきます。
- ・具体的には、筋肉の硬結、筋膜の癒着、靭帯や関節包の拘縮などが挙げられます。
- ・これらの反応は痛みを感じやすくなり、最初の腰痛とは別の腰痛が新しくうまれ慢性化にしてしまうのです。
慢性腰痛の症状
慢性腰痛は、長期間に渡り同じような腰痛を感じ続けているのが症状です。
再受傷を繰り返す慢性腰痛の症状
- ・悪化した後は一時的に症状が強くなります。
- ・しばらくすると同じような腰痛になりやすいです。
- ・再受傷を繰り返していると、周囲のスジが凝り固まる腰痛にもなりやすいです。
スジが凝り固まる慢性腰痛の症状
- ・取り切れない腰痛がいつまでも続く
- ・寝起きの方が腰痛が強くなる
- ・腰の可動域が少なくなりやすいです。
- ・腰の歪みが強くなって真っ直ぐでない感じがしやすいです。
慢性腰痛の原因と対策
慢性腰痛の原因
なぜ腰痛が慢性腰痛になってしまうか?というと、最初の腰痛がうまく治らなかったのがスタートです。
最初の腰痛が治らなかった理由
- ・腰痛治療をしないで様子をみていた
- ・腰痛治療をしていたけど治らなかった
- ・腰痛があっても無理していた
- ・最初の腰痛が重症だった(急性の椎間板ヘルニアなど)
そして、腰痛が続いてしまうと患部のスジなどが凝り固まってしまうため、慢性腰痛が治りにくくなってしまいます。
腰のスジが凝り固まりやすい理由
- ・腰痛をかばって姿勢が悪くなっていた
- ・運動不足になっていた
- ・身体の使い方に偏りが多くなっていた
- ・痛くて力みやすくなってた など
慢性腰痛の対策
慢性腰痛の対策は、最初の腰痛をしっかり治すのが一番の対策です。
ですが、慢性腰痛になってからの方が問題となってしまうため、慢性化から抜け出す対策が必要です。
日常の腰に負担が増える状況を見直してみましょう。
骨盤の傾き
- 立っていたり座っている時の骨盤の前後の傾きはどうなっているでしょう?
- 【骨盤が前に傾いている】
- ・反り腰になっています
- ・背骨に近い筋肉が凝り固まりやすくなっています
- ・身体を捻るストレッチ体操が有効です
- 【骨盤が後ろに傾いている】
- ・腰が丸まりやすくなっています
- ・その姿勢は腹筋力が働かなくなり、腰の負担が増えてしまいます
- ・お腹を引っ込め腹筋に力を入れるのが有効です。
慢性腰痛の治療と対応
最後に
このページで紹介した慢性腰痛は、まとめると
- ・長期的に続く腰痛で
- ・原因は最初の腰痛が治らないのが始まりで
- ・腰の痛い場所は同じであったり変わったり
- ・寝起きや動かないでいると痛くなる腰痛
となり、急性腰痛やぎっくり腰、椎間板ヘルニアなどが慢性化した腰痛と判断されます。
腰痛には様々な原因の腰痛があり、患者さんでは区別がつけづらいです。
もし湿布や薬で改善しない腰痛や、整体やマッサージをしているけど改善しない腰痛の場合、慢性腰痛:凝り固まったスジが改善できていない施術を受けている場合が考えられます。
腰痛治療でお困りなら、当院にご気軽にご相談ください。
- -筆者紹介-
- 金山 芳幸
- ひだまり整骨院 院長
これまで25年間で10万人以上を施術してきました。病院提携の整骨院の管理やリハビリ室長などの経歴から西洋医学の根拠と東洋医学の手段を根底にした考えで記事を作成しています。