腰部挫傷について

南行徳で腰痛治療をおこなっているひだまり整骨院です。

腰にある筋肉や筋膜が負傷する原因や、症状として出る腰痛に対して気をつけることや施す治療などを紹介していきます。

腰部挫傷

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What?

腰部挫傷の特徴や症状

腰部挫傷の特徴

腰部挫傷とは、腰を支え動かす筋肉筋膜が負傷したものです。

腰の筋肉は数も運動の方向も多く、筋膜にも加わる負担が大きく微細損傷を起こしてしまいます。

腰の筋肉や筋膜の微細損傷が残る間は、腰を使う時に腰痛を感じてしまうのです。

腰部挫傷の症状

腰部挫傷の筋肉や筋膜は腰の背骨から腰の左右に大きくひろがっているので、腰痛は中央から左右の腰に感じる場合が多いです。

負傷時に炎症が起こるか起こらないかによって、腰痛の強さが異なります。

負傷時に炎症を伴う場合

  • ・腰が痛くて動かしづらい
  • ・寝返りがスムーズにいかない
  • ・立ち上がる度に腰が痛い
  • ・腰が痛くて中腰になれない など

負傷時に炎症が起こらなかった場合

  • ・腰を動かす時に痛みを伴う
  • ・勢いよく動くと腰が痛い
  • ・ずっと同じ姿勢だと腰が痛くなる
  • ・中腰になる時に腰が痛い など
Why?

腰部挫傷の原因と対策

腰部挫傷の原因

腰の筋肉や筋膜が負傷するのは、腰の筋肉に強い収縮力が起きた時に起こります。

腰を反ったり捻ったりした時

腰の筋肉は、腰の背骨から上は肋骨・下は骨盤へとひろがっています。

また腰には様々な筋肉が集まり、腰と全身の運動に関与しています。

  • ・脊柱起立筋(いわゆる背筋)
  • ・腹筋群(腰の前方支持)
  • ・殿筋群(腰と骨盤をつなぐ)
  • ・僧帽筋や広背筋(肩や腕へ)

それぞれ筋肉の収縮する方向が違うため、筋肉に力が加わった時に筋肉や筋膜に伸長ストレスが加わり、負傷してしまうのです。

姿勢維持している時

立っていたり座っていたりしている時、腰の筋肉の多くは無意識に力を入れてくれていて、身体を支えています。

なので同じ姿勢が続く時は、筋肉が力を入れ続けているため腰の筋肉や筋膜に圧迫ストレスが生じます。

そのためちょっとした動作で筋肉や筋膜に伸長ストレスも追加で加わり、負傷してしまうのです。

腰部挫傷の対策

腰部挫傷の原因になる筋肉や筋膜が傷まないようにするためには、まず腰の筋肉や筋膜がこれ以上傷つかないようにするのが対策になります。

筋肉や筋膜が傷つきやすい原因は、日常生活動作で加わる伸長ストレスなどが考えられます。

「座りっぱなし」や「立ちっぱなし」で増えやすい負担を減らす腰の使い方をみてみましょう。

座りっぱなしの対策

  • 座っている姿勢は腹筋が姿勢維持に参加せず、背筋など腰の後ろ側の負担が増えます。
  • ・背もたれにもたれかかる
  • ・骨盤が後ろに倒れないようにクッションを入れる
  • ・腰が反って背もたれに隙間が開く人もクッションを入れる
  • ・定期的に立ち上がって体操する
  • ・座ったままお腹を引っ込めたり身体を捻る など

立ちっぱなしの対策

  • 立っている姿勢は、両足と上体と両者との負担が加わりやすいです。
  • 両足:お尻や太ももの筋肉や骨盤の傾き
  • ・同じ側の足に体重を乗せ続けない
  • ・片足を数センチの台の上に乗せる
  • ・お尻を締めながらヘソの下を持ち上げる
  • ・反り腰なら太ももの前を伸ばす
  • ・腰が丸ければ太ももの後ろを伸ばす など
  • 上体:僧帽筋や広背筋、または肋骨の傾き
  • ・お腹を締めながらみぞおちを持ち上げる
  • ・肩甲骨や鎖骨を回す体操をする
  • ・軽くぶら下がり筋肉を伸ばす など
How?

腰部挫傷の治療と対応

腰部挫傷の治療

腰の靭帯の負傷を改善させるのは「対症療法:自然治癒力による傷の修復」と、「原因療法:患部に負担を加えるコンディション不良の改善」になります。

対症療法

血行促進させ、患部の腰の筋肉や筋膜の自然治癒力を高めていきます。

理学療法や柔整マッサージなどが主な施術方法です。

患部への負担を減らすために、テーピングなども使用します。

原因療法

腰の筋肉や筋膜が日常生活で再び加わりやすい外的ストレスを、筋肉の柔軟性や骨格の歪みを整え減らしていきます。

腰の筋肉は何層にも分かれて別々の方向に引っ張られるので、筋膜リリースが有効です。

骨格の歪みが腰の筋肉や筋膜に伸長ストレスを与えやすくなるので、骨格矯正で筋肉や筋膜へのストレスを減らす必要があります。

腰部挫傷の対応

もし当院で腰部挫傷の治療をする場合、基本的に

保険診療

で対応しています。

保険診療(健康保険)

腰部挫傷の腰痛は「筋肉や筋膜の傷の痛み」なので、長く揉みほぐしても大きな変化は得られません。

ですが、健康保険が使えない・使いたくない場合もあるので、その時は整体でも対応しています。

整体(自費診療)
CONCLUSION

最後に

このページで紹介した腰部挫傷は、まとめると

  • ・急性に起きた腰痛で
  • ・原因の分かる腰痛で
  • ・腰の中央から左右に分かれて痛い
  • ・痛いけど動ける腰痛

となり、他の腰痛…椎間板ヘルニアや慢性腰痛などとの比較になります。

腰痛には様々な原因の腰痛があり、患者さんでは区別がつけづらいです。

もし湿布や薬で改善しない腰痛や、整体やマッサージをしているけど改善しない腰痛の場合、腰部挫傷:筋肉や筋膜の負傷に必要な治療でない場合が考えられます。

腰痛治療でお困りなら、当院にご気軽にご相談ください。

ひだまり整骨院の院長
  • -筆者紹介-
  • 金山 芳幸
  • ひだまり整骨院 院長

これまで25年間で10万人以上を施術してきました。病院提携の整骨院の管理やリハビリ室長などの経歴から西洋医学の根拠と東洋医学の手段を根底にした考えで記事を作成しています。